薬草研究会

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2016年「全国薬草シンポジウム in あいら」の開催報告

イベントの概要

1 薬草シンポジウム 2016.09.10 13:15~17:00 鹿児島県姶良市加治木町 加音ホール
2 薬草料理を楽しむ交流会 2016.09.10 18:00~20:00 鹿児島県姶良市蒲生町フォンタナの丘かもう
3 村上先生と巡る薬草の森散策 2016.09.11 09:00~12:00 鹿児島県 県民の森/自然薬草の森
4 島津義弘公武者行列 2016.09.11 10:00~11:30 加治木護國神社~加治木駅前~精矛神社
5 薬草商品と姶良市特産品等販売 2016.09.11 08:00~20:00 鹿児島県姶良市フォンタナの丘かもう

薬草シンポジウムの報告

1. 開会行事

【会場】シンポジウム会場となったのは、姶良市加治木町にある加音ホール。
姶良市は、旧姶良町、旧加治木町、旧蒲生町の3町が合併して、平成22年3月23日に誕生しました。加音ホールは、音楽会や舞台発表、展示会など、幅広い内容の催しが開催されるイベントホールとして姶良市民を中心に親しまれています。

【オープニングアトラクション】シンポジウムは、開催地である姶良市の子どもたちによるオープニングアトラクションで幕を開けました。
伝統芸能である和太鼓を郷土の芸能として継承することを目的に結成された「蒲生郷 大楠少年和太鼓」による「大楠物語」の演奏は、始めから終わりまで子どもたちの息の合った演奏が見られ、日ごろの練習の成果がうかがえました。迫力ある勇壮な和太鼓の響きとともに大きな感動をもたらしました。

【実行委員会会長 山野秀明】

シンポジウムの開催に先立ち、開会の言葉として「第5回 全国薬草シンポジウム2016 in あいら」の実行委員会会長である山野秀明氏(当施設 代表取締役)による挨拶が述べられました。


【姶良市笹山義弘市長による歓迎の言葉】

山野氏によるあいさつの後は、開催地である姶良市笹山義弘市長による歓迎の言葉が述べられました。


2. 基調講演

崇城大学薬学部薬学科特任教授村上光太郎先生による基調講演へと移り変わりました。

村上先生は、近年目立つ食事制限によるダイエット法など健康法に対する誤りを指摘されました。
「健康の源は食べることであり、食べない健康というのはありえない。」「たくさん食べることが悪いことだという風潮があるが、食べ過ぎるのが悪いのではなく、食べて動かないことが問題だ。」と訴えました。

「食事は、カロリーと同時に体に必要なミネラルを取り込むことを目的にしているが、減食は、摂取カロリーを減らすと同時に体に取り込まなければならないミネラル分まで減らしてしまう。しっかり食べて、しっかり動くことが長寿の秘訣である。」と長生きの秘訣について伝授してくださいました。

近年は、体に必要なミネラルを取り込むという視点から、植物の持つ各種ホルモンへの注目が集まっているとの報告もありました。

これまで敬遠されてきた「苦い、酸っぱい、えぐい、渋い」の源は、実はミネラルの塊であり、私たちはつい常識にとらわれて、山菜などの「えぐみ」のあるものは、あくぬきなどの処理をするものと思い込んでいます。
しかしながら、村上先生のお話の中では、「そんな調理法は、植物が本来もつ大切なミネラルを捨てているだけ」「ヨモギの新芽を一日6回食べることを続ければ、3~6カ月のうちに骨密度は改善する。」

「つくしは、はかまの部分が一番おいしい!」など、これまでの常識が覆るようなインパクトのあるお話に会場中が引き込まれていきました。


健康食材をおいしく食べる方法、前例にとらわれない保存方法とは…。

ユーモアと深い見識を織り交ぜた講演は終始興味を引く内容で楽しく、あっという間に1時間30分の講演時間は過ぎてしまいました。「健康な食材を食べて、しっかり動けば180歳まで生きられます。
みなさん180歳まで元気で長生きをしましょう。」とのお言葉で講演をしめくくると、会場は大きな拍手で包まれました。
村上先生、心に響く講演を本当にありがとうございました。

3. パネルディスカッション

基調講演に続いて、パネルディスカッションが開かれました。

コーディネータとして鹿児島県立図書館館長の原口泉先生、パネリストとして村上光太郎先生、NPO法人霧島食育研究会理事長の千葉しのぶ氏が登壇されました。

千葉氏からは、最近の若者の食生活の実態が紹介され、食べることの基本が崩れていることを問題視する言葉が述べられました。

この問題に対して原口先生は「このような食の乱れが、『我慢ができない』最近の若者の傾向と関連があるのではないか。」と食と心の関連についてのテーマに発展しました。

村上先生からは「ミネラルなどのバランスが乱れることで、脳を含めた機能がうまく働かなくなる。」との指摘がありました。
引き続き千葉氏から、NPO法人霧島食育研究会が実施する「霧島・食の文化祭」「かごしま郷土料理マイスター講座」などの取り組みが紹介され、野草や伝統的な調理法を使った郷土料理のすばらしさが伝えられました。
原口先生からは、鹿児島県がミネラル分を豊富に含んだシラス台地という自然に恵まれた健康食材の宝庫であること、その代表としてナタマメがあることが紹介されました。


村上先生は、
「郷土の特徴ある植物は、まさに宝。この宝を活かすことで、地域の魅力が発信され、産業が興り、地域が活性化する。」
と野草や山菜といった身近な食材の見直しを行う提言がなされました。

4. 次回開催地の紹介・引継ぎ

シンポジウムの最後に翌年、第6回大会開催地である岡山県真庭市の紹介がありました。

真庭市からは総勢27名のメンバーの皆さまが駆けつけ、強い意気込みを感じ取ることができました。互いに第6回の成功を誓い合い、シンポジウムは盛況のうち閉会となりました。


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イベントのご案内

2016年「全国薬草シンポジウムinあいら」の開催が決定!!

■日時:2016年9月10日(土)〜 9月11日(日)

現在、「鹿児島県薬草研究会」の会員募集を行っております。

薬草の栽培や採取、村上教授による講話など様々なイベントを開催しております。たくさんのご参加をお待ち致しております。
また、薬草シンポジウムにご協力いただけるボランティアの募集を行っております。応募等につきましてはこちらをご覧ください。

鹿児島県 県民の森「自然薬草の森」へのアクセスはこちら

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